Day-3:網走から輪行,摩周湖,美幌峠から弟子屈
29.9Km | +181m | +3.7Km | 1h32m | https://www.relive.cc/view/1878872878 |
網走駅を6:34発の,ルパン3世ペイントの釧路行き始発列車で出発し,オホーツク海沿いに進み,藻琴湖,トウフツ湖と原生花園を進み,知床半島の入口,知床斜里から内陸に向かいます.
列車は山を喘ぎながら登り,川湯温泉に到着,下車します.ここで「弟子屈エコパスポート」を購入し,バスに乗り込みます.大型ワンマン路線バスの車体に出発時は乗客3名.最後列の客席を自転車2台で占有するように係員に言われ,更に荷物も客席に置きなさい,と気兼ねしないで済む親切さです.
摩周湖第3展望台に向かう急坂をバスは霧の中を登ります.これでは「霧の摩周湖」で,湖は見えないだろうな,と半ば諦めつつ第一展望台に到着.展望台に向かうと,何と霧が晴れて湖全体が見渡せます.
かなたの裏摩周展望台,カムイヌプリの方角を見ると,山頂は霧に隠れており,眺望が得られるのはこの第一展望台だけのようです.また,阿寒の方角を見ると,雲の切れ間から差す光が草原を光らせて浮かび上がらせます.
この標高では,紅葉の走りが見られます.
休憩時間に眺望を堪能して,バスは川湯温泉に戻ります.途中で三人のツーリストが自転車で登って来るのが見えました.北海道で始めてみる自転車です.レーサー姿ではないのでヒルクライムの練習でも無さそうに,と思ったら,すぐ後からサポートカーが付いて来ました.どうも何かの取材のようです.
川湯温泉駅に戻ると乗客が合計7名に増え,次の硫黄山に向かいます.硫黄山は今でも活火山に指定されており,ガスを噴出して,あたりは木のあまり生えない裸の山(アトサヌプリ=山の正式名称)となっています.
砂湯温泉の足湯に着く頃には雨も上がり,今後を期待させます.
湖岸を走り,美幌峠に登り始めると,また雨と霧です.
美幌峠の道の駅で昼食代わりに串揚げポテトをトライ.ジャガイモに厚めの衣(ホットケーキミックスのような感じ)をつけて揚げて,2個を串刺しにしてあります.なかなかのボリュームで昼食には充分です.
雨と霧の中,展望台から湖を見ると,何と晴れてきたではありませんか.
このままバス輪行を続けようかと半ば諦めていたのを,急遽当初計画の自走に切り替え,バスに戻って自転車と荷物を降ろします.バスの運転手さんは,本当に大丈夫かい? 新しい舗装は表面に油を塗ったりしているから注意するんだよ,と心配してくれました.気を良くして駐車場を横切る時,バスの中にフロントバッグを置いて来たのに気が付き,慌てて取りに帰ります.発車時間まで余裕が有ったのが幸運でした.
颯爽と自転車を組んで,ダウンヒルの開始です.まだ路面が濡れている部分も有るし,路面もあまり良くないので速度は抑えて下ります.
国道243号,通称パイロット国道をひた走り,花の綺麗な道の駅「摩周 温泉」で一休みします.
弟子屈のペンションにチェックイン,温泉にゆっくり入り,明日の登りに備えます.
(Day-4に続く)
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