まず、純日本食の朝食を頂いて、さあ出発。
昨日登った激坂を下り、海岸線を走り因島から生口島に渡る生口橋を目指しますが、その下をスルーして渡し舟乗り場に向かいます。
橋は沢山渡るので、ここは渡し舟が良いと意見が一致しました。
すぐ対岸に見える赤崎行きのフェリーに乗ります。
観光客は乗りませんが、近隣住民の通勤、通学の足として平日のみ運行されています。
船内で乗組員の真っ黒なおじちゃんから地元のみかん(名前を忘れた)を頂きましたが、これが美味しい。
後日、買い求めて宅急便したメンバーもいました。
渡った先の生口島では海岸沿いを走り、サイクリストなら誰でも立ち寄るドルチェでジェラートです。
次から次へとサイクリストが訪れます。
ここであった九州からのリカンベントを含む一団とはしばらく併走し、楽しそうだと話題になりました。
そこからひた走り、サンセットビーチからひょっこりひょうたん島のモデルの一つと言われる瓢箪島を遠望し、生口島を縦断し、多々羅大橋を渡り、大三島に入ります。
ここから愛媛県、四国です。
入ったところに「道の駅多々羅しまなみ公園」があります。
ここでは人の形をしたサイクルスタンドが易しく自転車を抱えてくれます。
また、自動販売機に飲み物と並んでタイヤのチューブが売られています。
ここから大三島を横断して宮浦地区に向かい、峠を越えて有名な「大漁」の海鮮を目指します。
何回行っても満員で入れなかったと聞くゲット困難ランチが、何と十分ほどの待ち時間で入れました。
晴れ男だけでなく幸運メンバーが居るようです。
どんぶりが小さいかと思ったら、いくら掘っても魚の厚みでご飯に到達できない。
この他にも一品料理で煮付け、揚げ物、焼き物が多数あり、色々楽しめました、が、動くのが億劫に成る位に満腹になってしまいました。
腹ごなしも兼ねて、お向いの「伊予国一之宮 大山祇神社」にお参りします。
大山祗神を祀る総本社としての格式の高い神社で、境内には樹齢 3000 年、2600 年を初め多数の楠が広い境内を囲い込んでいます。
お参りの後は再び峠越えで帰るのですが、車道の横に遊歩・自転車用の側道を発見、快適に登りました。
しまなみ海道に復帰し、南下を続けます。
大三島大橋を渡ると伯方島、そして伯方・大島大橋を渡ると大島です。
能島城跡を見通す海岸線では急激な潮の流れが渦を巻き、盛り上がっています。
そして到着、尾形の家。
百年前の民家と蔵を改修して宿になっています。
隅々まで意識の行き届いた宿に、おっとりと優しい女将が出迎えてくれます。
土間に自転車を入れて、囲炉裏の板の間、和室、そして洋風の食卓とロビー、壁の絵、食器、全て完璧です。
ウェルカムドリンクの縁側からは海が広がります。
夕食は予約したすし屋に向かいます。この辺は石の産地なので、普通に石垣が凄いのです。
何故かすし屋は山の上、石垣の絶壁の上で、天空のすし屋。
宿に帰ってからは、女将に差し入れて頂いたワインなどでゆっくりとした時間を過ごして、二日目の夜は閉じました。
Relive ‘YMCCしまなみ四万十ライド2日目’
Text by I浦さん
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