全員がそろい自転車を押して駅前の交差点を渡り船着き場へ。
「しまなみ」サイクリングの第1歩です。
およそ2分の船旅を終えて真向かいの向島に着き、最初のペタル緊張致しました。
いつもは一人で気ままにぶらぶらと走っているのが、5人隊列を作り声を掛け合いサインを送りながら走り始めこれがサイクリングなのだと実感しました。
初めの内は信号が有り、時々止まりましたが、海岸線を走るうちに信号が無くなり、前の人に置いていかれるようになりました。
海を横目で見ながら一生懸命ペタルを漕ぎ走り続けました。
やがてランチを予定していたたちばな食堂は、お休みでしたのでそのまま岬の突端の城山公園へと向かいました。
そこには素敵なパン屋さんがありました。
ちゃんとリサーチしていたみたいで1階で商品を選び2階で食べられるようになっていました。
窓からは前の船着き場が良い雰囲気を醸し出しておりました。
大変おいしく全て自家製だそうです。
食事も済まし、来た道を戻り「因島大橋」へと進みました。
橋を渡るには橋の高さまで登るのだという事を気が付いていなかったのですが、この登りが意外ときついのです。
(※平均3%で約1km)
頂上で優しい皆様が待っていてくれ皆で渡り始めました。
自転車専用道路で安心ですし、素晴らしい景色と心地いい風が我々を歓迎してくれているようでした。
因島に渡り本因坊秀策囲碁記念館に到着しました。
将棋は少しは解るのですが囲碁は難しくて全く解りません。
それでもI浦さんの解説もあり、すごい人なんだという事が伝わってきました。
次に因島水軍城へ行きました。
この村上水軍が活躍していた時代に、この島の人たちの暮らしはどんなだったのかなと思い、不思議な気持ちになりました。
その帰り道、皆さんは岬を一つ大回りして本日の宿舎の「ペンション白滝山荘」を目指しますが、私は一人ショートカットして宿舎へ向かいました。
白滝山荘は白滝山の中腹にあり、かなりきつい登りが最後に待っていて歩いて登りました。
約1時間後皆さま到着、その後M野女史は1人で歩いて白滝山山頂を目指しました。
山頂には五百羅漢の石仏と360度のパノラマがあったそうです。
最後の方の登りは崖をよじ登るほどだったそうです。
男たちは全員宿舎でグロッキーになっている中(注:それでもビールを飲む力だけは残っており、プチ酒盛りしつつM野女史を待つ)でそのパワーには驚きと、うらやましいものがありました。
白滝山荘はアメリカ人が宣教師の為に建てた建物。
有形文化財に登録されており、外観も館内も洋風の洒落たデザインで、とても落ち着いた雰囲気。
オーナー家族もとてもおっとりしており、充分に本日の疲れを癒す事が出来ました。
夕食も美味しく、7500円とは思えない満足度でした。
<走行ルート>
Relive ‘しYMCCしまなみ四万十ライド1日目’
Text by A荻さん
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