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(Lezyne GPSのログによる)
[Day-1]
羽田より一時間弱で能登空港に到着.輪行袋を受け取り,ターミナルビル前の駐車場で組み立て.
外人の家族5人が,出迎えの日本人ガイドに連れられて,荷物は自動車に積んで我々の近くに用意された自転車にて身軽に出発.サポートカー,ガイド付きのカスタムツアーらしい.
写真は6台の自転車(5人+ガイド)とサポートカーのスタッフ.
空港から出発,一路,輪島までの下り基調の道を走る.
朝市は終わっているが,まだ開いている食堂にて昼食.ブラブラ歩きをしていると,ゴルフカートが運転手付きで走り回っている.「WA-MO(ワーモ)」と呼ばれ,一部区間では有人だが自動運転している.車体は電動ゴルフカートそのもので,路面に誘導線を引いて,それに従い発進・停止も自動とか.日本で3地域が選ばれて,無料で試験運行中らしい.
お勧めされた漁港に行ってみたが,別に普通の漁港だった.
朝市の通りの輪島塗のお店に入り,藤本さんは奥様に棗(茶道の道具)を買おうかと物色.スマホで写真を撮っては奥様に送り,結局沈金の一品を購入.こちらは見ているだけでは詰らないので自分用にぐい飲みをゲット.すると藤本さんも自分用に同じシリーズのぐい飲みも購入.
キリコ会館の傍のレストランに夕食に入ろうかと思ったら,観光バスの団体さんが入ったので回れ右.(キリコとは,能登における祇園祭の山車の様なもの)
輪島塗の店で教えられた居酒屋に向かう.二人で店を探していたら,聞きつけた地元の人が,「あの提灯」と教えてくれた.地元でも有名なようだ.ノドグロを始め旨い魚で地元の日本酒を飲んでいたら,店の親父が「そのぐい飲み,幾らすると思う?」.私:「2万円」,親父:「その3倍以上」,私:「!!!」.何かの折に6種類の異なる絵柄で作られたそうだ.
後で勉強したら,輪島塗は,その木地,下塗り,上塗り,加飾は沈金か蒔絵,と厳密な決まりが有り,手間のかかること想像も出来ない代物だと分かった.
ともあれ,美味しい酒と肴で本日走了.
[Day-2]
今朝はまず朝の朝市めぐりから.昨日空港で見かけた外人の5人家族もガイドに案内されて散策中.朝が早いのでまだ人影もまばら.左の違和感のある洋館は没落した企業の遺物.
朝市の中には,買った魚でバーベキューできる休憩所もある.
朝市から真っ直ぐ抜けると,立派な神社.
その近くには,伝統工芸を体験できる「輪島工房長屋」.
これで輪島から出発,半島を北上,東に回り南下して,珠洲温泉を目指す.
最初は千枚田.有名人が田植えをした一枚とかもあるが,ボランティアの力も有って維持されているとか.
次は塩田.古来の方法で天然の海水から塩を作る.
この辺から曽々木海岸の景勝地が始まる.
まずこれが「窓岩」.
岩窟不動とか,海岸の景勝地があるようなので,旧道に入る,が・・
通れない.
この漁師さんに聞いて,通り抜け出来ないのを承知で更に古い道を歩いて入ってみる.
なぜか.「せっぷんとんねる」.
結局,道路は崩壊していて行き止り.
途中,見える穴の奥が岩窟不動,見える橋げたは通行止めの旧道.
新道のトンネルを抜けて振り返ると,先ほどの崩落の辺りが見える.
上の山には「垂水の滝」らしき滝.
更に塩田,そして資料館.
ここで塩のジェラートで休憩.
あまりゆっくりせずに先を急ぐ,地図では九十九折れの急坂が待っている.
折り返しの前に最大勾配10%の標識,その先には最大11%.かなり長い坂を登りきると.その上にレストランがあり,ゆっくりと昼食.でまかせ膳,と称する日替わりランチ.
後は淡々と走り,今日のゴールの見附島に到着.
島の周りは大きな公園.この辺りにホテルがあるはずが,見つからない,と思ったら,この売店のすぐ裏が目的のホテル,のとじ荘.看板が全く無くて発見できなかった.
部屋は自転車を持ち込んでも一人にしては充分すぎる広さで,ベッド2台の他に畳の座敷が付き,窓の外はすぐに見附島.
ゆっくり温泉に入り,夕食で本日走了.
[Day-3]
朝食も純和風で,ビジネスホテルのバイキングに慣れた目にはこれも新鮮.
見附島まで歩いてみるが,途中で島までは行けない事が分かり,引き返す.
海の透明度が印象的.
宿から出発,隣接する公園の一角に日時計か何か,正体不明のモニュメントを発見.
見附島とはお別れだが,こちらから見ると普通の島.
少し行くと,「恋路海岸」.この辺りに「のとろ」と言うトロッコ列車があるので,寄ってみる.
駅にいた方に伺うと,この路線は廃線になり,レールも全て撤去されていたが,この地の酒蔵(酒造メーカー)が再建し,観光トロッコとして営業していると.
人力トロッコで,乗った人が漕ぐと聞いていたが,今は電動アシスト付きで楽に走れるそうだ.
枕木一本一本に寄付をした方のネームプレートが付いている.
恋路海岸のモニュメントが有る.
ここからは細かいアップダウンが連続し,徐々に磨り減ってくる.
途中で向こうから来るバスが2台,子供達を満載して右折して行くので,ついて入ってみると,「のと海洋ふれあいセンター」を発見.
海中に生簀の様な観察用の仕切られた区間も有り,色々と体験学習が出来る.
ここから又,標高差50mとか30mの細かいアップダウンの連続.結構な分岐があり,ナビが必要と実感.
次のポイントは,縄文遺跡.山の中かと思ったら,海岸から大した登りでもなく拍子抜け,でも疲れた身には安堵.
この広大な土地の下に遺跡が眠っており,発掘が済んだのは5%以下で,全部では百年以上かかる大事業だと.この下の地層に,縄文の初期から各時代の遺跡が層を成して保存されている非常に貴重な遺跡なので,なまじ拙速に発掘するより,条件の良いまま埋もれさせて置くのが今は最善とか.
ま新しい「真脇遺跡縄文館に入る.
この丸太や切り株は,研究者が,石斧を使って何分で切り倒せるか実験した実物.6000回弱の石斧の切り込みで倒れた,とか色々と実際に再現実験をしてデータをとったとの事.
展示物の多くが重要文化財.直接こんなに多数を見られる場所は少ないそうだ.
この後は淡々と海岸線を進み,目的地の穴水に向かう.
これは「ボラ待ち矢倉」.見張り台を再現してある.
穴水駅に到着.列車の切符が買えるか確認すると,現金でなら東京までの新幹線含めて通しの切符が買えるとの事.中軽井沢では軽井沢からの切符が買えないのと比べると大きな違い.同じようにJRから分離された私鉄路線でも,JR東と西の違い?
コンビニで買い物をしてホテルに向かうと,最後にホテルまでの登りの激坂,お仕置き坂が待っていた.青息吐息でホテルにチェックインして走了.高台なので眺めは最高.
豪華に夕食,氷のシェルのお刺身が良い.
日本酒も錫の器.これは錫? と聞いたら,珠洲(スズ)市の産物かは分からない,とすれ違った.
[Day-4]
天気予報が,熱帯低気圧が接近のために梅雨前線が刺激され大雨の可能性,と告げる.今日は能登島経由で七尾まで走り,鉄道で帰京の予定を短縮し,穴水から輪行して帰る事に変更.
朝食も純和風.
泊まったホテルは,「能登牡蠣の宿 キャッスル真名井」だが,外観はキャッスルと言うより日本の「城」のイメージ.
レンタル自転車の並ぶ穴水駅より単線,一両編成の列車にて七尾まで向かう.
七尾駅より,特急サンダーボルト大阪行きで金沢駅に,そして新幹線で東京に向かい,完了.
奥能登は人も,人工物も少なく,海は澄んで絶景.車も少なくて走りやすい,安全で楽しく走れる旅でした.
今日は海岸を走ってから,峠越えで十分に行き,台北に戻ります.
海岸を北上して,亀の姿の島が最初のスポットです.
更に北上し,大里駅 (Dali Station) を過ぎ,やや行き過ぎたのを戻り,トンネルに向かいます.
ここは今の鉄道トンネルと平行して走る元鉄道トンネルで,今は2Kmを越える長い自転車用のトンネルになっています.この奥のトンネルに突入ですが,内部の写真は走りながら暗いところで撮ったので手振れはご容赦下さい.
トンネルの先少しで,駅弁屋のある福隆駅です.この駅前で駅弁を食べます.駅弁屋はまるで倉庫で,奥に入ると駅弁を売っていますが,店先には殺風景な椅子と机があるだけです.
この先は十分に向かう峠越えなので,サポートカーに乗せてもらいキセルします.
十分はランタンで有名ですが,九分程は混み合わず歩ける程度です.ランタンに願いを書き,列車通過後の線路で上げます.この鉄道線路の人たちは,列車が来ると一斉に退きます.
ランタンに願い事を書きます.かなり大きく,4面に願い事を書き込みますので,全員で充分なお願いができます.
列車が行き過ぎると,この線路上でランタンを揚げます.
空には多数のランタン.誰がどう回収,掃除するのだろうかと気になります.
十分はやはり山の中,険しい渓流に沿ってあります.
名物のブタです.本当に人混みの中で悠々と餌を食べています.
十分の先を少し行くと下り始めます.下りきればもう台北の近くです.動物園の先からは川沿いのサイクリングロードが整備されていますが,今日は日曜日で家族逗連れやカップルで賑わい,狭いところも多いので注意して走ります.
ここが環島の基点,その表示らしき文字が見えます.
ここで完走,終了です.
最後にホテルまで街中を3Kmほど走り走了.
夕食は市内の地元民には有名な居酒屋に繰り出して祝杯.
本日走了.走行区間 76.8Km. 獲得標高+685m. 平均18.0Km/Hr.
全区間推定 107Km. 666m.
終わってみれば,あっという間の楽しい日々でした.こんな旅をまたしたいと思います.
[Day-おまけ]
翌日は,桃園空港から帰国の方は出発地の自転車工場に向かい,桃園空港から帰国し,私のように市内の松山空港から帰国の組は,飛行機の時間まで市内観光をして帰国しました.
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本日最初の訪問は刑務所.走る途中で列を作って歩く人たちと,トランシーバを持つ人が気になりましたが,公道とは言え現役の刑務所の敷地内でした.美しく植栽された公園ですが,服務中の人達が整備した公園です.
山から下りたところでチェーンが外れ,やや皆に遅れて砂糖工場の公園に行きます.台湾は砂糖キビも取れますから砂糖工場が有って当然ですが,国営でないので塩工場ほど目立たないのでしょうか.池が有って家族連れやカップルも居ます.ここで二階建てのアイスを食べます.
次は林田山林業文化園区と言う林業の博物館です.色々な資料館が並んでいます.昔の生活の展示や,自然の木を元に作られた彫刻類等,展示されています.
昼食はいつもの様に,外から見ると食堂とは思えない現地民食堂ですが,中は綺麗です.
次に,玉(ギョク)の研磨工場に寄ります.裏から光を当てると,玉は光を通す,石は通さない,その違い,とか.
ここで原石を選んで自分で研磨して,アクセサリーを作る行程を体験します.順番に,砥石,サンドペーパー,バフ,と細かく成って行き,最後はプロが磨いて仕上げてくれます.
昔はこの様な店が多くあったけれど,今はここだけしか残っていないとか.
今日は鉄道に乗って次の宿泊地に行きます.地形が険しく,道路を自転車で走るには危険だと,環島として鉄道の利用を推奨している区間です.この寿豊駅から各駅停車に乗り,花蓮から乗り換えて特急です.例年は各駅停車に自転車をそのまま持ち込んで移動したのですが,今年は時間節約のために特急を使うので,自転車はそのままでは持ち込めません.サポートカー2台に自転車(合計14台)を積み込み,人は列車です.
花蓮の駅と駅前は大規模な改造工事が進んでおり,近代的な駅舎が出来かかっていました.
ここから特急です.
礁渓駅からは徒歩数分でホテル.温泉なので部屋にジャグジー温泉付きです.
夕食はタクシーで出かけます.
本日走了.63.6Km. 獲得標高+448m. 平均16.0Km/Hr.
]]>出発時からログを取り忘れ,途中からログが切れて居り,この日のログはあちこち歯抜けになりました.
小雨交じりの中を出走です.
街を抜けると緩い峠越え,下って川を渡るとまた登りです.向かい風の中なので,遅れると一人で風を受け,追いつくのが余計に難しくなります.途中で遅れが大きく,皆を待たせるのが申し訳なくなり,この火は部分的にサポートカーに乗せて貰いました.
端和駅 (Rueihe Station)では,花東線(花蓮-台東)の開通何周年とかのディスプレーもあります.
米國学校で昼食,全部載せの感じの丼です.なぜ米國学校かと言えば,ここはコメの生産の中心地で,コメの国から米國だそうです.旧穀物倉庫が道の駅の様に改修されています.
池にはアヒルが,となりにはウサギ達が居ます.
このドキッとする色はトイレットペーパー容器で,個室に入る前にここでペーパーを切り取って持って入るらしいです.このやり方は他でもありましたが,この形状はここだけ.
サイクリングロードに入り,田んぼの中の木に人が群がっています.「金城武の木」の有る伯朗大道と呼ばれ,台湾版の「この木何の木」の感じで,金城武がこの木の下でお茶を飲むEVA航空のコマーシャル(EVA航空のCM)で有名になったそうです.
ここでもレンタルの4輪自転車が大流行.速度差が大きいので気を使います.
しかし,こんな田んぼしかない所を名所にして人が集まるようにした才覚には恐れ入ります.同じような場所は日本にもいくらでも有ると思いますが,こうは行きません.
駅弁で有名な池上駅近くの看板.以前に来た時に池上で駅弁を食べましたが,今日はパスです.
少数民族の集落です.台湾では少数民族の言語や文化を大切にして居り,教科書も各種の少数民族言語で作られているとか.
東里駅,とは言っても旧鉄道跡の駅跡です.ここから線路跡がサイクリングロードになっていて,その途中にユーラシアプレートとフィリピンプレートの接点があるのです.
ここが境界線.片足をユーラシア,片足をフィリピンに置いて写真をとります.台湾に地震が多いのは必然性があるのですね.東日本大震災の時に多くの援助をしてくれました.
ここは西海岸に次いで訪れる東海岸の北回帰線.お茶を飲ませるお茶屋さんが並んでおり,ヤカンのモニュメントも有ります.東海岸の北回帰線のモニュメントは2箇所にあり,海岸沿いは観光バスの集まる場所ですが,サイクリングの場合はこちらになります.
本日は瑞雄温泉山荘にて宿泊.
本日走了.ログの有る区間のみ49.6Km. 獲得標高+501m. 平均14.9Km/Hr.
全区間の推定 124Km. 608m.
いよいよ寿峠に挑戦です.入口の歓迎ゲートを抜けて登り始めます.
牡丹水庫(ダム)を見上げます.ロックフィル式のかなり大きなダムです.ここからは牡丹渓に沿って登っていきます.この辺の登りで私が遅れ始めて皆さんを待たせる事になってしまいました.
台湾で一番美しい小学校と言われる牡丹國小学校の前で記念撮影します.
遅れながらも峠に到着.国道9号に合流します.大型バイクの一団が我々の来た道に流れ込んで行きます.
豪快な下りを何キロも走って東海岸,太平洋に出ます.
下りきってから昼食です.
ここからは海岸沿いの絶景の道をサイクリングです.
と言いつつも,絶景とは高い場所,崖の上,延々と登った坂の上です.絶景から絶景へとアップダウンの連続で,しかも東海岸に出てからは強い向かい風で,足も廻らず前に進みません.最初の頃の追い風で30Km以上が夢のようで,向かい風を受けて20Km以下の悪夢の世界です.
それでも何とか知本温泉の宿に到着,やれやれです.
本日走了.98.9Km. 獲得標高+1169m. 平均15.4Km/Hr.
]]>早くも梅雨入りしたとか言われる雨の中,高尾の街を抜けて,大きな公園の展望台から街を見渡せます.高いビルも多く大都会です.この下を姿の良い路面電車が走って行きます.スタッフに言わせると,観光用で地元民はあまり利用しない,とか.
齋(?)家 の家 (Hsao’s Historic House) を見学します.家と言うよりは,中庭を囲んで家々が接続された一つの集落,砦で,なかなかの趣があります.お医者様の家系で,一族に大勢のお医者様を輩出し,日本の大学で医学を学んだ方も多いそうです.それは日本の占領政策で,医者と教師にはなれても政治や法律の道には進ませなかったためだそうです.また,この地は乃木将軍が統治し,地元民との間で熾烈な戦闘があり,一万近い日本兵と数万の現地人が無くなったそうです.中国が日本に割譲したが,現地は納得せず,この結果になったとか.歴史に疎い私には初耳の事ばかりです.
しっかり雨です.酷暑よりは良いか,と自分を慰めます.
昼食は軽く牛麺です.雨に濡れた体を温めてまた走ります.
雨に濡れながら海岸線をひた走ります.
緑豆のところてんの様なスイーツを食べて,福安宮にお参りします.ここは大きなお宮で,お線香を上げてのお願いの仕方,占いの札の燃やし方等をレクチャーしてもらい経験します.
台湾ではどこにでも犬が居ます.車の通る道路でも平然と寝ていてこちらが心配になります.
宿に付いたら全員で自転車を洗車しました.
宿泊のホテルの向いでの夕食の後,サプライズでバースデイケーキが出て来ました.5月1日産まれの方が居たのですが,更に5月生まれが9人中4名も居る事が分かりました.
今日は慣れないフラットハンドルのレンタルバイクで雨の中をひた走り,つい遅れがちになりました.明日の寿峠越えを控えて早く休みます.
本日走了.100.6Km. 獲得標高+646m. 平均17.7Km/Hr.
]]>波乱の多い一日でした.ログは途中の台南で切れてしまい,台南から高尾までが有りません.台南で自転車が壊れた際にログを止めてしまい,予備自転車を借りて実際は高尾まで走っていますがログなしです.
今朝の最初の訪問地は,クジラの像のある池の有る大きな公園で,これは塩工場の一つが作ったものです.
しばらく走ったところで事故です.駐車中のトラックが突然発進し,それを避けた一人が転倒しました.接触はしていませんし,外傷は膝を擦りむいただけですが,ヘルメットを被ってはいますが頭を打っているので,大事を取ってスタッフの一人が付き添って救急車で病院に向かいます.
警察の事故調査が終わってから,残りのメンバーは続行です.なお,病院からの連絡で,特に体に問題はないが,大事を取って今日は安静に,と言われ,電車で今夜のホテルに向かうそうです.
次のポイントは塩の山,またも塩工場の公園です.ここでマンゴアイスを楽しみます.
昼食も,日本人だけでは行けない店で庶民の昼食です.
しばし走り,台湾で一番早く作られた馬祖廟です.
走りを再開して間もなくの街中で,ガシャッと音がして,ペダルが空踏みになりました.チェンが外れた,と思って降りてみると,ディレーラーがハンガーから折れ落ちてぶら下がっています. これで私の自転車はアウトで,台湾では少ないTREKの部品が手に入る可能性は無く,修理不能で使えないのは確定です.
結局,サポートカーに積んであるスペアのクロスバイクを借用してこの日は走ることにしました.何と言っても重く,暑い日でも有り,消耗しました.スタッフでここまで全員の最後を走って来た方が言うには,「重いでしょう,私は最初はあれに乗って,付いて行くのを諦めました」とか.
ともかく,走って,龍虎塔の湖まで行って休憩していたら,スタッフが甘いアイスティーを買ってきてくれました.それで息を吹き返して高尾のホテルまでたどり着きました.
私が前回鉄道の旅でここ龍虎塔に来た時は,大きなお祭りの日で,大道芸,出店,神社の飾りも凄くて,大混雑でしたが,今日はそれほどでは有りません.
夕食に出た時にGIANTの店に行って,スタッフがレンタルバイクを探してくれました.ロードバイクは大分前に予約しないと無いし,その他のバイクは借りた店に,つまり高尾に返さなければいけないとの事で難航しましたが,一台だけ台北で返せるアルミのフラットハンドル,2×9速付きのクロスバイクが有り,それを借りられました.大きなサイドバッグとそのステーやトップチューブバッグなどが付いたツーリング仕様なので,全部外してサポートカーで運んで貰い,台北でそれも返せば良いことにしてくれました.自分のTREKは貧脚でもゆっくりなら坂を登れるように,後ろに最大34Tの低いギア(スプロケット)を付けていますが,そこまでの期待はとても出来ず,登坂は不安が残ります.
バッグ類を外すだけでも結構な作業です.これで走れなくなる心配は無くなったので一安心して夕食です.
本日走了.台南から高尾の区間を除き63.6Km. 獲得標高+274m. 平均16.2Km/Hr.
嘉義布袋から高雄市の全区間の推定 101Km, 98m